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2017年8月3日(アリゾナ生活125日目)

先日Nature誌に掲載されたヒト受精卵のゲノムを編集し疾病遺伝子を修復することに成功した論文を読んだ。これは今世間を賑わせているゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いたもの。遺伝子操作で細菌からヒトまで全生物の形質をアレンジできる。細胞内でCRISPRの働きによりDNA切断酵素Cas9が特定のゲノム部位を切る仕組みで、ゲノムから遺伝子を自由に出し入れできる。応用すると特定のゲノム部位にCas9を結合させて遺伝子の働きを止めることもできる。これがCRISPRi。私はCRISPRiを使って微生物の代謝を動的に制御しプラスチック原料を作らせる方法を研究している。CRISPR/Cas9はノーベル賞の最有力候補のテーマだ。

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国立大学法人 京都工芸繊維大学

バイオベースマテリアル学専攻

生物資源システム工学研究室

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京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地​

14号館S306室

​教授 麻生 祐司(あそう ゆうじ)

Tel/Fax: 075-724-7694​

E-mail: aso@kit.ac.jp

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