教員紹介
氏名 麻生 祐司(あそう ゆうじ)
職名 教授
所属 繊維学系
教育 大学院バイオベースマテリアル学専攻担当
専門 応用微生物学、高分子化学
学位 修士(農学)九州大学, 2001年03月
博士(農学)九州大学, 2004年03月
職歴 2004年4月~05年3月, 九州大学, 研究員
2005年4月~05年12月, 京都大学, 研究員
2006年1月~08年3月, 島根大学, 講師
2008年4月~10年3月, 島根大学, 准教授
2017年4月~18年3月, アリゾナ州立大学, 客員研究員
2010年4月~21年2月, 京都工芸繊維大学, 准教授
2021年3月~現在, 京都工芸繊維大学, 教授
業績 researchmapに記載
趣味 温泉、料理、ラーメン
その他 大学研究者総覧に記載
学界および社会における活動等
2006年11月, 放送大学(島根学習センター)非常勤講師
2007年1月~07年12月, 日本生物工学会 和文誌バイオミディア編集委員
2007年10月, 第54回日本家政学会中国・四国支部大会実行委員
2008年4月~09年3月, 島根県地域素材利活用評価委員
2010年8月, 12月, 2018年6月~9月、2019年6月~9月、2020年6月~9月 島根大学嘱託講師
2011年4月~現在, 京都府中小企業技術センター 特別技術指導員
2012年9月~12月, 平成24年度「バイオリソースを活用した京都発リファイナリ-構築部会」委員
2012年10月~13年3月, 東京工業大学 非常勤講師
2013年4月~16年9月、2018年4月~9月, 同志社大学 嘱託講師
2016年4月~19年3月, バイオインダストリー協会 バイオサイエンスとインダストリー誌トピックス委員
2018年9月, 日本農芸化学会関西支部大会実行委員
2019年4月~現在, 大阪工研協会 ニューフロンティア材料部会 幹事
2019年11月~20年7月, JIS原案(JIS S 3302:2021)作成委員会 副委員長
2020年4月~現在, 高分子学会 エコマテリアル研究会運営委員
2020年9月~10月, 出前授業 京都府教育庁令和2年度子どもの知的好奇心をくすぐる体験事業
2021年9月, 石川県立大学 非常勤講師
外部資金(公的な資金のみ記載)
2006年4月~07年3月, 科研費 若手研究(B)
南極に生息する好冷性乳酸菌を用いた機能性食品の開発, 研究代表者
2008年4月~09年3月, 科研費 若手研究(B)
南極に生息する好冷性細菌の生理機能解析と機能性食品デザインへの応用, 研究代表者
2010年4月~11年3月, 科研費 若手研究(B)
アミラーゼインヒビター生産乳酸菌の生理機能解析と機能性食品デザインへの応用, 研究代表者
2011年12月~12年7月, JST A-STEP
微生物発酵によるアクリル酸生産法の開発, 研究代表者
2012年4月~15年3月, 科研費 基盤研究(C)
アクリル酸生産関連遺伝子の分子機能解析とアクリル酸生産バイオプロセスへの展開, 研究代表者
2018年4月~22年3月, JST 未来社会創造事業
中分子膜輸送強化による発酵技術改革, 研究分担者(研究代表者:柘植丈治)
2019年4月~22年3月, 科研費 基盤研究(C)
微生物産生バイオビニルの体系化と創薬シード化合物としての利用展開基盤, 研究代表者
2021年4月~24年3月, 科研費 基盤研究(C)
介護空間の臭いを有効に吸着/分解し得る多孔質なレーヨン繊維とその実用的評価, 研究分担者(研究代表者:高橋哲也)
2022年4月~26年3月, 科研費 基盤研究(B)
バイオビニル生産菌の選択的分離と新規化成品創出への展開, 研究代表者
挑戦力
「バイオテクノロジーで地球環境を改善することができるかもしれない」-その熱い思いが胸をよぎった。折しも時代は気候変動枠組条約が発効された年で、世間ではもっぱら“地球温暖化”が話題となっていた。当時私は高校生で、大学に進学して何を学ぼうか思案していた。皆が選ぶという理由から物理学と化学を受験教科としていた私は生物学に関しての知識は皆無であった。しかし、生命という未知なるものに何故か心惹かれた私は、大学では思い切って生物学を学ぶことにした。そこで、思いもよらぬ出会いがあった。学部の講義で知った“微生物”である。スプーン1杯の土壌には数十億もの微小な生物がいるらしい。しかし、それらの殆どは未だ分離されておらず機能不明なのだそうだ。つまり、これまでの常識を覆す新種の微生物が自然界で“宝”のように眠っているわけである。その話を聞いたとき、私が求めているものは“これだ”と確信した。「無限の可能性を持つ微生物を利用して二酸化炭素から有用資源を作り出すことで、温暖化問題と資源問題の両方を一挙に解決できる」と。「極小の生物で地球を救いたい」-私の感じた直感は必ず将来の人類と地球のために役立つと信じている。信念こそ、夢を現実に変える大きな原動力となる。挑戦することは何よりも尊い。