なぜアメリカに留学に来ているのかをお伝えしたい。 京都工繊大は大学と地域の国際化を目指して、2014年に文部科学省のスーパーグローバル大学の1つに選ばれた。英語による教育力を身につけるとともに海外大学との連携を図るために、若手教員は海外で研鑽を積むことになった。 私は「英語+科学=アメリカ」という考えでアメリカを希望した。普通、留学先は「有名大学で有名研究者の研究室(+日本人がいたことがある)」を選ぶだろう。しかし、私はひねくれ者だ。あえて「伸びしろがある大学で若手研究者の研究室(+日本人がいたことがない)」を選んだ。昨夏、Daveに履歴書を送り1年間面倒見てくれないかとお願いしたところ、すぐに「Great!」の返事を貰えた。 ASUはTempeだけで52,000人もの学生が在籍しており、留学生も多く、アメリカで最も革新的な大学(US News & World Report、2016・2017年)に選ばれている。競争の激しいアメリカでASUが抜きん出ようと独自の立ち位置を模索している姿が京都工繊大とオーバーラップする。また、私と近い年齢のDaveがどうやって講義をし研究室を運営しているのかを接しながら学べるチャンスでもある。若手研究者どうしなので長い将来にわたって連携することもできるだろう。
https://about.asu.edu/rankings いくらか手出しはあるものの留学費用の大部分は税金だ。帰国したら日本に還元できるようきちんと学んできたい。