学位取得のための論文作成に必死な様子のKyleは、既報の論文と自分のデータに整合性が取れないらしく悩んでいた。そのときKyleは突然「日本のChindoguって知ってる?」と尋ねてきた。チンドウグ?聞きなれない単語だが「珍道具」だと察しがついた。ラーメンを食べるときにすすった汁が髪に飛び散らないようにシャンプーハットで顔を縁取る道具など、日本人の川上賢司氏が提案している変わったアイデアグッズだ。これがアメリカ人にとってCoolらしい。まだ自分が知らない日本がそこにはあった。 論文のデータにオリジナリティーを見出す場合、他の人と全く変わった視点で物事を捉える必要があることをKyleは珍道具で説明したのだ。なるほど、オンリーワンの研究者になることとクレイジーな発明者になることは同じなのかもしれないと思った。
https://www.tofugu.com/japan/chindogu-japanese-inventions/