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2017年4月20日(アリゾナ生活20日目)

微生物にプラスチック原料を生産させる技術の開発が留学の目的だ。普通の微生物はプラスチック原料を作らないので、それを可能にするために代謝工学を用いる。代謝工学では細胞の代謝経路を人為的に改変する。その基本技術は遺伝子組換えである。つまり組換え体を作ることが実験の基礎となる。多くの組換え体を用いると多くのデータが得られるが、反面、その作製には多大な時間を要する。そのため、すでに研究室にある組換え体を利用するのが効率の良い方法だ。 朝から学生のBrianとMichaelを捉まえて研究室にどんな組換え体があるのか細かく尋ねた。研究室にある組換え体は数百種類と非常に豊富であった。学生たちは優れた技術を持っており日々せっせと組換え体を作っている。しかも通常は数週間かかるであろう作業をわずか数日で終えてしまう恐るべきスピーディーさだ。これまで学生が苦心して作った組換え体を私の実験に使わせてもらうことにした。 これで1年ぐらいは実験期間を短縮できただろうか。快く組換え体を使わせてくれるDaveとその学生たちに感謝したい。 研究室のHPに私がメンバーになったことがアップされました↓



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国立大学法人 京都工芸繊維大学

バイオベースマテリアル学専攻

生物資源システム工学研究室

〒606-8585

京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地​

14号館S306室

​教授 麻生 祐司(あそう ゆうじ)

Tel/Fax: 075-724-7694​

E-mail: aso@kit.ac.jp

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